おらくるのいる生活

OracleのDBAとしての、障害対応やらパフォーマンス・チューニングやらの日々を綴っています

preinstall.rpmを使ってOracle 21c をインストールしてみた(1)

2021年8月30日にオンプレミス版の21cがリリースされましたね。

業務で使う事は当分、無さそうですが検証環境でインストールしてみました。

環境は以下の通りです。

Oracle Restart(SIHA) EE 21.3.0.0

Oracle Linux 8.2

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CPU使用率が上がり続ける

本番リリースしたばかりの環境で、CPU使用率が上がり続けていると連絡がありました。

1日単位で見ると昼がCPU使用率のピークで朝と夜には下がるのですが、そのピークが日々高くなり、なおかつ谷の部分も前日に比べると高くなる状態がずっと続いているとの事です。

その時点ではCPU使用率は50%に満たなかったのですが、そのまま増え続けたら問題になりそうなので、調査する事になりました。

環境は以下の通りです。

Oracle Restart(SIHA) EE 19.7.0.0

RHEL 7

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19cで統計情報取得処理が遅い

本番リリースを間近に控えた環境で、統計情報取得処理の遅延が発生しているのでサポートして欲しいと連絡がありました。

旧環境は11g、新環境は19cなのですが、同じテーブル定義、同じデータであるにも関わらず、処理が遅くなったというものです。

環境は以下の通りです。

旧環境

Oracle RAC(2ノード) EE 11.2.0.4

Oracle Linux Server release 6

 

新環境

Oracle RAC(2ノード) EE 19.9.0.0.0

Oracle Linux Server release 7

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隠しパラメータの確認と変更方法

今回は隠しパラメータの確認と変更方法についてで、対象は10g以降になります。

デフォルト値等も含めて、隠しパラメータを確認します。

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SQLのアウトライン・ヒントを利用したチューニング方法

今回はSQLのアウトライン・ヒントを利用したチューニング方法をご紹介します。

事の発端は10.1のStandard Editionで性能問題が発生し、調査を依頼されたのですが、Standard Editionだと使えるチューニング手法がかなり限られます。

バージョン的にもやはり限りがあります。

勿論、Enterprise EditionでもTuningパックを購入していないとライセンス的に使える手段は限られますが。

10.1のStandard Editionでも使える手段が、アウトラインヒントの利用になります。

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特定のSQL実行時にORA-3113発生

リリース直後の新本番環境で、特定のSQL実行時にORA-3113が発生するとの連絡を受けました。

ORA-03113: 通信チャネルでend-of-fileが検出されました

 

環境は以下の通りです。

Oracle RAC(2ノード) EE 19.9

Oracle Linux 7.9

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